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茶道好きの京都たび(4)宇治

最終更新: 4月16日

抹茶の名産地といえば宇治。

京都駅から奈良方面へ30分弱。爽やかに薫る緑と、広々した宇治川老舗のお茶屋さんが並び、のんびりした空気が流れる場所です。

鎌倉時代から茶が栽培され、抹茶や玉露に特徴的な旨みや甘みを高めるための被覆栽培が始まった地でもあります。 江戸時代には御茶壷道中として、宇治から幕府へ碾茶が運ばれていたそうです。


まずは平等院鳳凰堂へ


宇治まで来たら、せっかくなら観光したいのが世界遺産・平等院鳳凰堂。 平安時代に藤原頼道によって開かれた寺院です。

10円玉に描かれている、誰もが見覚えのある外観。



池を隔てた正面が写真スポット。建物の中に入ることはできません。 その代わりに充実したミュージアムがあり、威武堂々とした存在感を放つ鳳凰像や、壁一面の仏像を鑑賞できます。


ギャラリーで個性的な茶器を物色


平等院鳳凰堂を出たら、宇治川の眺望を楽しみつつ、対岸の朝日焼shop&galleryを目指します。



途中で抹茶ソフトクリームを食べるのも良し。 ギャラリーは川沿いにあり、一段高くなった茶室に現代的かつ個性的な茶器が並びますここでしか出会えないものにトキメキ。

比較的高価なお店なので、お土産の調達というより、自分用のお道具を真剣に選ぶ機会になるかもしれません。


中村藤吉堂本店で挽き茶体験


さて駅の方に戻り、お目当てのお茶屋さん。 老舗中村藤吉本店では挽き茶体験ができます。

抹茶とは、碾茶(てんちゃ)と呼ばれる乾燥させて大きさを揃えた茶葉を、石臼で挽いて粉にしたものです。 もちろん今は多くが機械化されていて、実際に石臼を触れるのは貴重な機会。

事前に予約すると和室に通され、汲み出しをいただき講師の方から説明を受けます。 いざ石臼を回してみると、なかなかの重さ。これを回し続けるのは重労働



甜茶はやや暗めの緑で青海苔のような見た目ですが、それをひくと鮮やかな抹茶色の粉末となり、ふんわり香りだちます。

挽いたばかりのお茶をいただくためにお茶室へ。 元禄時代からの由緒ある「瑞松庵」に入れるということで、これだけでも来たかいありまくりです。こちらは撮影禁止。

四畳ほどの程よい暗さのお茶室で正座を。

静けさの中に風や水音が心地よく響きます。

目の前で本格的にお茶を点てて頂く美しい所作に、やや緊張の時。

自分で挽いた濃茶は、旨みがじんわり広がり、忘れられない一服です。



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