茶道好きの京都たび(3)寺町通
最終更新: 2020年4月16日
今回は寺町通でお茶やお買い物を満喫。 京都の南北を通る寺町通には、老舗のお茶屋さんやレトロな骨董のお店から、おしゃれなパン屋さんまで、京都の方々も日常的に使う素敵なお店が揃っています。
寺町通の成り立ち
秀吉による京都大改造の際、洛中に散在していた寺院が通りの東側に強制的に移されたことから、「寺町通」の名が付いたそうです。
調べてみると、”寺を集めた目的は、税の徴収の効率化と京都の防衛”ということです。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BA%E7%94%BA%E9%80%9A
西側には商店街が発展し、今も名残を見せています。

一保堂茶舗(いっぽどうちゃほ) 本店

1717年に創業の老舗のお茶屋さん。宇治発祥の「宇治製法」の日本茶を中心に取り扱っています。茶道をしている方であればよく耳にするお店じゃないでしょうか。
店内に一歩入ると、重厚な棚に茶壷がずらりと並び、圧巻の雰囲気。
併設の喫茶室「嘉木」へ。京都店にはカウンターがあり、目の前でお茶を淹れてもらえるようです。 また、玉露や煎茶は自分で淹れることもできます。 淹れる際の温度や、注ぎ方など最もおいしいお茶の飲み方を教えてもらえます。
抹茶が気になる人へのおススメは濃茶で、最初に濃茶として楽しんだ後は、お湯を足して薄茶にして二度楽しむことができます。
年末年始には干支ラベルの限定のお茶を販売。 新春を祝うのにぴったりのかわいいイノシシの抹茶を購入しました。

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柳桜園茶舗(りゅうおうえんちゃほ)
寺町通からは一本裏に入った所にありますが、こちらも老舗のお茶屋さん。 三千家の御家元、それぞれのお好みのお茶が揃っています。 お抹茶は伝統的な製法で、店内で石臼で挽いて仕上げたものをいただけるそう。 お抹茶以外にも玉露、煎茶、ほうじ茶など様々なお茶が並びます。 特に最近はかりがねほうじ茶「香悦」が人気の様子。 香り豊かで濃い味わい、でもスッキリと飲みやすいほうじ茶です。鳥獣画のパッケージも素敵。

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十八番屋花花(おはこやそうか)

見るからに鮮やかで目を引く外観で、思わず足を止めてしまったお店。 高名な版画家の徳力富吉郎氏の木版画が可愛らしい小箱にプリントしてあり、ちょっとしたお土産を詰めて買うことができます。

清水寺や舞妓さんなど京都らしい風景に、カラフルな動植物など、壁一面に飾られる小箱の種類はなんと300種以上!
小箱の中身も金平糖やそば茶、ハンカチなどカスタムできるので、 誰に何を贈ろうか、考えるだけでワクワクと楽しい時間を過ごすことができます。